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シミ治療|【夏の肌ケア】気になる“シミ・そばかす”の知識・対策・根本治療

だんだんキレイになっていく“美の処方箋”② シミ編

■これから気をつけたい「シミ対策」

 日焼けやシミ…夏の日差しは、肌にとって大敵というイメージがあるが、やはり特に注意が必要な時期なのだろうか。

「一般的なシミに関して言えば、紫外線の影響は大きいです。肌が紫外線のダメージを受けると、肌細胞を守るためにメラニンが過剰に生成され、シミができたり色素沈着を起こします(※下図参照)。また、紫外線は肌表面の皮脂を酸化させ、お肌のバリア機能の働きを弱めてしまいます。このバリア機能が低下するとお肌が乾燥し、外部刺激を受けやすくなるのです。とくに夏の強い紫外線はシミ以外の肌トラブルの原因にもなりますので、しっかりとした対策が必要です」

シミ

 梅雨明けも間近となり、紫外線にはますます気をつける必要がある。日常生活で出来線対策についても教えてもらった。

「マスクをしているからといって紫外線ケアを怠りがちですが、日焼け止めは外出時だけではなく室内にいるときでも塗ってください。意外と知られていませんが、紫外線は窓ガラスやカーテンをすり抜けて肌にダメージを与えます。窓にUVカット加工のフィルムやシートを貼ったり、UVカット効果のあるカーテンを取り入れることがおすすめです。また、紫外線をたくさん浴びてしまった場合は、保湿を重視したスキンケアで肌に水分をたっぷり与えてください」

【室内での3大UV対策を知る】

①UVカットシートを使う
紫外線が入り込む窓にUVカット加工が施されたシートやフィルムを貼る

②カーテンを過信しない
一般的なカーテンではなく、UVカット効果のあるカーテンを導入する

③日焼け止めを塗る
屋外用ではなく、肌への負担の軽いもので良いので日焼け止めを塗る

 

 クリニックでは長期的な目線で肌トラブルを改善していくために、このようなアドバイスも行っているそうだ。

「間違ったホームケアは逆にシミの原因になりかねません。例えば顔をマッサージする際にお肌を強く擦ることによってシミができることもあるんです」

 しかし、毎日気をつけていてもシミが出来てしまった…という人も多いのではないだろうか。シミが出来やすい体質や環境などはあるのだろうか。

「色白のお肌の方はメラニンが過剰に生成されやすく、シミが出来やすい傾向があります。また、不規則な生活習慣の方、スキンケアが疎かになりがちな方は、お肌のターンオーバー周期が乱れやすくなります。そうすると、メラニンがうまく排出されず皮膚に残ってしまう…つまり、シミができやすくなります」

 生まれつき色白の肌の人や、生活習慣が乱れやすい人は、とくに紫外線やホームケアに気を配る必要がある。そして、シミは年齢関係なく、若い人でも発生する可能性があるのだそう。

「日中、部活動などで外にいる機会が多い学生さんや、環境の変化で生活習慣が乱れやすい20代の社会人の方はシミが出来やすい肌環境だと言えます。若いからといって油断せず、できる範囲で紫外線対策を行ってください」

 

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北山 英美子

きたやまえみこ

「フェミークリニック」総院長兼新宿院院長

■平成11年3月 東邦大学医学部卒業
■平成11年5月 東邦大学形成外科 入局
■平成11年5月 日本形成外科学会 所属
■平成15年5月 日本美容外科学会 所属
■平成15年5月 渋谷フェミークリニック 院長就任
■平成16年11月 日本皮膚科学会 所属
■平成18年2月 フェミークリニック 総院長就任
■令和元年8月 新宿フェミークリニック 院長兼任 

現在に至る。

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